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ALL ABOUT春エギングVol.3 〜2大ポイント「漁港」「磯」の攻略法〜

エギング

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2大ポイント「漁港」と「磯」の狙い方を解説します

漁港はまず防波堤の「先端」から

今回は春エギングのフィールド別攻略法について伺っていきます。早速ですが、川上さんのおすすめのフィールドってどこですか。

川上(以下、川)はい。定番は漁港、プレッシャーを避けるのなら磯場ですね。

なるほど、ではまずは漁港について。漁港といっても、色々なポイントがありますよね。付け根とか先端とか。漁港の中でおすすめの狙い所ってありますか。

間違いなく防波堤の先端ですね。

先端ですか。どうしてなんでしょう。

防波堤の先端はいつも新しい潮があたるので水がフレッシュなことが多いですし、潮の動き出しも一番早いので、沖からアオリイカが回遊してきてもまず最初にコンタクトする場所です。当然、釣果も期待できますよね。場所空いていたら、一番最初に狙いたいですね。

なるほど。では、先端が埋まっていたら、どうしますか。

それなら、防波堤の形が変化している場所ですね。真っすぐな堤防だったら話が少し変わりますけど、折れ曲がっている堤防ってありますよね。あの折れ曲がった部分って、人の目からはあまり変化がないように感じますけど、水の流れという面で考えるとものすごい変化が生まれる場所なんですよ。そういった場所はベイトがたまって、アオリイカも集まります。そうした地形変化を狙うのは、春エギングの鉄則ですね。

漁港はポイントの宝庫。潮目、船道、ワンド……、わずかな変化も見逃さずに狙うのが重要。ちょっとした目の付け所の違いが、釣果の差となって現れる

「潮目」も立派なストラクチャー

先日の取材では、潮目もていねいに探っていましたね。

こんなビッグサイズが狙える春の漁港。とにかく丁寧に探るのが、釣果アップの秘訣だ

潮目が接近していたら、しっかり狙います。ストラクチャーというと、水中の岩や海藻、ブレイクとか考えがちですけど、潮目も立派なストラクチャーです。上から見ると水面にある模様のようですが、水中では壁やカーテンのようになっています。

壁? カーテン?

潮目って、水面にあるだけでなく、ある程度の水深までふたつの水が分かれている状態にあるんです。いわば、水面から下に向かって壁やカーテンがあるような感じですが、遊泳力の弱いベイトフィッシュなんかは、その壁にぶつかって向こう側にいけなかったりするんです。イカはそこにベイトを追い込んで捕食しているんですよ。

そう考えると、潮目も立派なストラクチャーですね。潮目の他には、どんなポイントが狙い目ですか。

ウィード(海草)帯なんかもいいですね。水中に黒い塊が見えるような所がウィードエリアです。ウィード狙いのコツは多方向からキャストすることです。一点を通せばいいって訳ではなく、あらゆる方向から探ってイカを出すんです。通す角度を変えたら、イカがアタックしてくることは多いですよ。あとは、水中に沈んだブロックなんかも狙い目です。大きいもののほうがアオリイカも集まりやすく有望ですが、根がかりには注意です。

沖に向かって走る潮目。水中では壁のようになっていて、アオリイカがベイトフィッシュをここに追い込んで捕食する

漁港・防波堤というだけでは、かなりポイントがありますね。

変化がある場所ならどこでも、といった感じです。ワンド状になっている場所なんかもベイトが溜まるのでいいですし、船道なんかもイカの回遊ルートになっているので、ぜひ狙いたいです。こうした変化がある場所を見つけて、そこを重点的に探れば、漫然と狙うよりもはるかに釣果はアップはずですよ。難しいことではないので、丁寧に探ってみてくださいね!

次ページへ続く:高活性のイカを狙うなら、断然「磯」がおすすめ

高活性のイカを狙うなら、断然「磯」がおすすめ

続いて、川上さんのもうひとつのおすすめポイントである「磯」について伺っていきます。磯というと、足場が悪かったり、ポイントまでのアクセスが悪かったり、初心者には少し取っ付きづらいイメージがありますよね。

デイゲーム、磯で捕獲!

たしかにそうしたマイナス面はありますね。しかし、それ以上にメリットがあると僕は思っています。それがプレッシャーの低さですね。近年エギンガーの増加で、漁港などメジャーフィールドはプレッシャーが高くて、イカがスレてエギに反応しないケースが増えています。その点、磯はまだまだプレッシャーとは無縁。居ればエギに反応してくるなんてパターンも多いです。

かなり大きなメリットですね。

これからのシーズン、プレッシャーのかかったイカが多いですから、特におすすめですね。ある程度エギングの経験のある初〜中級者にもいいかもしれませんね。

なるほど。狙い目はどんな所ですか。磯というと、狙い所が絞りづらいイメージがありますが。

目視して見つけるのが基本です。水色がいい場合は、水中のストラクチャーを狙うといいですね。沈み根や海藻があるような場所は黒っぽく見えるので、そこを狙っていきます。前回もお話しましたが、できる限り多方向からねらうのがコツです。

ポイントが見えないときほど、腕の差が出る

ただ、目視ができない状況もありますよね。水色が濁っているときや夜間など。

はい。濁っているときはどうしようもないですが、夜釣りの場合は日中にストラクチャーのある場所を見ておくといいです。勝手を知らないポイントで闇雲に狙っても、なかなかヒットさせることは難しいです。

なるほど。濁りがあるときはどうでしょう。

ナイトゲームの勝敗は、昼間に決まる!?明るいうちに地形変化や水中のストラクチャーの場所を確認しておけば、闇雲にキャストすることがなくなる。当然、釣果アップが期待できるのだ

波が立つ場所や、地形変化がある場所を狙いますね。波が立つ場所って、水中に岩があったり、何らかの変化があるんです。目には見えないですが、そうやって水中のストラクチャーの位置を予測することも可能です。地形変化というのは、海岸線の変化ですね。見晴らしのいい場所から見るとよく分かりますが、岬状に出ている場所とか、岬が続くような場所は潮流の変化がありますから狙い目ですね。

それなら潮色に左右されずにポイントを絞れそうです。

あとは、エギから情報を得るというのも手ですね。潮流の変化や地形の変化を、エギを動かす中で感じ取っていくんです。初めての場所ではエギのロストを避けるために1号くらいのナス型のオモリで探っていくのもいいですね。

なるほど。それなら根がかりもしづらそうですね。

はい。春の親イカ狙いでは、こうした細かい工夫が大きな釣果の差になって現れるので、ぜひ、やってもらいたいですね。あとは、アタリの出方に注意してください。イカが大きければ大きいほど、微妙なアタリ、モゾモゾしたアタリも多いです。ラインが岩に擦れるような感じで出たり、糸が揺れるような感じで出たり、アタリだと感じないことも多々あります。ですので、変だと思ったらまずアワせる。これが大切です。これだけで釣果がだいぶ変わってきます。

なんだか、釣れそうな気がしてきました。

はい。そんな難しいことはお話していないと思うので、とにかく基本に忠実に、そして正確に。ここを意識してやってもらいたいですね。いよいよシーズンも中盤から終盤戦ですが、皆さん、ぜひいい釣果を出してくださいね!

フィッシングマイスター 川上英佑

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