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エギ王JPプラス 開発秘話

 

                                                         

2014年4月、新世代の「縦シャクリ」エギとして誕生したエギ王JP+。
その原型となったエギ王JPの廃盤から4年余が経過し、

どうして再びの今なのか。
ダート系では追い切れないイカを獲ることが出来るエギとして注目を浴びる

このエギ王JP+が生まれた裏には、
実は必然とも偶然とも呼べる出会いが隠されていた。

ある日、YAMASHITA代表取締役社長である佐藤雅典自ら運転する車は、
瀬戸内海を望む海岸線の道路を走っていた。

より地域に密着し、よりお客様の声を取り入れるためにスタートした

ユーザープロファイリングの一環で、
各地のショップに足を運び、実際に見聞きしたことを開発に活かすためである。
各地での打ち合わせ等の合間を縫ってレンタカーを借り、

小売店を回るようになり初めて佐藤が立ち寄ったのが、
山口は岩国にお店を構えるアングル海遊釣具だった。

夕方に店を訪れた佐藤は、対応をしてくれた店員と1時間以上話し込んだという。
しかしそこで佐藤が出会った女性店員、

村岡 早苗さんはエギング暦13年、
雨が降ろうがひとりでも海辺に立つという筋金入りの釣り人だった。
そしてその村岡さんがエースとして溺愛していたエギこそが”エギ王JP”であり、
彼女が製造再開を渇望していた矢先の出来事だったのだ。
ダート系のエギが全盛の時代、
縦シャクリのエギの威力がまだ広く理解されていない時から

エギ王JPを使い込んでいた村岡さんにとっても
運命だったのかもしれない。

まさかの佐藤の訪問に、
村岡さんはここぞとばかりにその魅力を熱弁し、
どうしてもう一度作らないのかと迫ったという。

相当エギ王JPに惚れ込んでいたのだろう。
「残っている在庫があれば全て押さえていました。
縦のレンジを探るのに適したエギは確かにいくつもあるのですが、
あそこまでの軽い縦シャクりの出来るボディ形状は他にはないんです。」

まさに彼女こそ、この復活劇の火付け役と呼んでいいのかもしれない。

 

 

村岡さんがその”縦シャクリ”にこだわる理由のひとつが、
速く複雑な流れを持つ瀬戸内海独自の潮流にあるという。
「横の流れが非常に強い潮の中では、

ダートアクションし移動距離の長いエギでは流され過ぎてしまう。」
語ってくれたのは村岡さんの師匠とも呼べる存在である久保毅店長だ。

「お客さんに釣りに夢中になってもらいたい。

そのためには先ず釣ってもらうこと。
僕らは釣り方を教え、

釣れるエギを提供する。

それがエギ王JPだったんです。」

アングル海遊釣具では、エギの陳列も一風変わっていて、
通常メーカーごとに縦に並べることが多いのだが、
敢えて横一列に各エギを並べることにより

カラー展開などが確認し易くなっているのである。
そういったこだわりも、佐藤が店を訪れた際に村岡さんの熱意と共に、

強く印象に残ったもののひとつだった。

村岡さんとの再開を果たした佐藤は更にこう付け加えた。

「実はこの店に立ち寄ったのは、

その前に予定していた訪問先を間違えてしまったからなのです。
そしてその帰り道に偶然見つけたのがアングル海遊釣具さんだった。」

もしもあの時、予定通り訪問を終えて帰路に着いていたら

この出会いはなかったかもしれない。
ひょっとするとエギ王JP+も誕生することはなかったのかもしれないのである。
これまでも社内で再販を希望する声は少なくなかったものの、

ないものねだり程度と重くは受け止めていなかった。
しかしこのドラマチックとも言える出会いによりエギ王JP+は生まれ、

それが必然だったと思わせる程、
現代のエギングにその「縦シャクリ」はマッチした。
ダート系エギでは追い切らない、エギ王JP+でしか獲れないイカが

必ずいるのである。

「最初から村岡さんはここで押せばいける!と思っていたのかもしれないけど」

と冗談混じりで話す佐藤に、少し照れながら笑顔で否定する村岡さんであった。